横浜大洋復興を誓う秘密結社へようこそ。屈折したベイスターズ愛渦巻く桃源郷へ誘いたし

湾岸クライシス

ベイスターズ 特別企画

実録☆梶谷、井納流出の舞台裏

投稿日:

 

 

 

 

 

 

ファンの方々を
失意のドン底に突き落とし

球団には抗議の電話が殺到した

 

梶谷、井納の流出から
一夜明けた

ここ、ハマ☆ベイ本社
最上階のGM室

 

もう、何度見たかも分からない
孤独のグルメの再放送を

嬉々として眺めつつ
職員に運ばせた2千円バーガーを頬張る

我らがカリスマGM
ぬまつだちゃん

 

 

そこに…

忘れかけていた
けたたましい声が鳴り響くのである

 

 

 

 

銀原
「じ、じ、ジジ、GM大変です!梶谷と井納のジーヤンツ移籍に対して、ファンの方々から抗議の電話だの非難のメールだの…対応する職員が泣き出すほどで…」

 

ぬま
「ふん、くだらん。それより誰だ?お前?」

 

銀原
「ひ、久々に出番を貰ったから少しだけ緊張してますが、台詞は間違えてませんよ。銀原ですよ、銀原。GM補佐の銀原です」

 

ぬま
「ああ、銀バエだか銀原だか、確かそんなヤツいたな。とっくにフューチャードリームスあたりに出向したと思ってたわ」

 

銀原
「な、何を仰いますか、GMあるところに銀原ありです。左遷…いや、出向する時だって必ずお供しますよ!」

 

ぬま
「おお、分かってるぞ。Vシネマのヤクザ映画によく出てくる、裏切った先でお前はもう用済みだとクズのように消されるタイプだな」

 

銀原
「アンタだって最後には主人公に10倍返しを喰らって…」

 

ぬま
「ゴラァ、何か言ったか!」

 

銀原
「いやいやいや、言ってません。何も言ってません。そ、それより大変です、大変なことになってます。GMは詫びろと、頭の被り物を取って謝れと、ファンの方々から抗議が止まりません!」

 

ぬま
「年末の大掃除が早目にできた、一番厄介なロートルが自ら出て行ってくれたと、報道陣にはしっかり伝えたんだろうな?」

 

銀原
「そ、そんなこと言える訳ないじゃないですか。球団として出来ることはした、残念だけど本人達が選んだ道なので頑張って欲しいと…当たり障りのないコメントを出しておきましたよ」

 

ぬま
「まあ、出来ることをしたというのは強ち間違いではないけどな。精一杯の条件提示はしたつもりだ」

 

銀原
「ジーヤンツは4年8億と言われてますからね、ウチの3年契約の上を行かれてしまいましたね…」

 

ぬま
「は?お前、何言ってんだ?」

 

銀原
「へ?会見で言ってたじゃないですか、梶谷には3年を井納には2年をベースに提示したようなことを…」

 

ぬま
「まあ、嘘はついてなあいけどな」

 

銀原
「…と、言いますと?」

 

ぬま
「梶谷には2年2億、井納には単年6千万。後はまあ、頑張ったらもう1年くらいは契約しようかなぁー、くらいのことは言ったかも知れん。あくまでも世間話として」

 

銀原
「そ、そんなの出て行くに決まってるじゃないですか!苦労して苦労して、やっとFA権を手に入れた、大事な生え抜き選手に喧嘩を売るようなものですよ」

 

ぬま
「何でだ?年齢を考えても適正な価格だろ?嘘偽りのない精一杯の金額提示だぞ」

 

銀原
「いや、それにしても、長年貢献してくれた選手なんですから。第一、ファンの方々が待ちに待った三浦新監督が誕生したのに、これは余りの仕打ちですよ。補強だって思うように進んでいないし…」

 

ぬま
「補強は順調に進んでるぞ。スケールの大きな外国人投手を2人も育成で獲得しただろ?素質抜群の速球派投手をトライアウトでも獲得したぞ」

 

銀原
「あの、なんか今、小声になりませんでしたか?思いっきり声をひそめて喋りませんでしたか?」

 

ぬま
「そうか?気のせいだと思うぞ」

 

銀原
「どうもおかしいですね?このところやってることがおかしいですよ。筒香のメジャー行きはともかく、ロペスとの交渉をあっさり打ち切って、石川さんはクビ、梶谷と井納にはまるで出て行けと言わんばかりの処遇をしておいて、ロクな補強をしないとか…」

 

ぬま
「ん?考え過ぎじゃないか?」

 

銀原
「そう言えば…太りやすい体質のヤスアキに美味しそうなポテチを勧めたり、肩にメスを入れることを悩んでいた今永に無理矢理手術を勧めたのもGMでしたね」

 

ぬま
「銀原くん、君は少し疲れてるんだよ」

 

銀原
「おかしいですよ、まるでわざとチームを弱体化しようとしてるとしか考えられません。絶対におかしいです」

 

ぬま
「いや、ほら、ソトとオースティンはしっかり再契約しただろ?それはどう説明するんだ?」

 

銀原
「思い出しましたよ、こないだ酔って言ってたことを。ソトもオースティンも洒落のつもりで出した金額であっさり契約してしまったと。どんだけ横浜好きなんだよと…アテが外れたようなことをぼやいていたのを」

 

ぬま
「ふふふ…」

 

銀原
「は?」

 

ぬま
「くっくっく…ブワッハッハッハ」

 

銀原
「な、何を笑ってるんですか」

 

ぬま
「そろそろ君には話しておいた方が良さそうだな。あの教えの存在を」

 

銀原
「は?」

 

ぬま
「お前は少年ジャンプ黄金の法則を知ってるか?」

 

銀原
「何ですかそれ?」

 

ぬま
「主人公が特訓を重ねてライバルを倒し、倒したライバルと仲間となって、更に強大な敵に挑んで行くという…多くの人気漫画で取り入れられたまさに黄金の法則だ」

 

銀原
「そう言われてみると、子供の頃に大好きだったドラゴンボールとか…キン肉マンやキャプテン翼も皆んなそうですね」

 

ぬま
「今、社会的なブームを巻き起こしているあの漫画にも現代風にアレンジした、この法則のエッセンスが注入されているとかいないとか…自分は10巻で挫折したから良く分からんが」

 

銀原
「それとどう関係が…」

 

ぬま
「銀原くん。君にもそろそろ、あの大事な教えにして、門外不出の啓典のことを話しておく時が来たようだね」

 

銀原
「啓典…ですか?」

 

ぬま
「その名も…」

 

銀原
「その名も…」  ゴクリ…

 

 

 

 

 

 

ぬま
「秘伝【鯨の呼吸】」

 

 

 

 

 

 

((((;゚Д゚)))))))

 

 

 

 

 

 

ぬま
「大洋ホエールズ創業者にして創業家、中部家代々に伝わる秘伝の書、それが【鯨の呼吸】だ」

 

銀原
「やっぱり、その要素は盛り込むんですね。てか、そこは鯨滝さんじゃなくて良いんですか」

 

ぬま
「第1章1節 大洋ハ清ク優シク弱クアレ」

 

銀原
「よ、弱くって…どういうことですかそれ」

 

ぬま
「創業者である中部氏がビジネスや球団経営について、KPIやKPGの設定方法から、然るべき業務プロセスとそこに行き着くまでのベストプラクティスとは何たるべきか…その教えを余す処なく1冊に纏め上げたのがこの【鯨の呼吸】だ」

 

銀原
「Amazonの話題のビジネス本の書評みたいな感じがしますが…なんとなく凄そうな感じだけは伝わってきます」

 

ぬま
「第3章16節 栄華ハ儚クアレ、其レハ恰モ鯨ガ一瞬海面ニ浮カビ、息ヲスルガ如シ」

 

銀原
「はっ!も、もしかして」

 

ぬま
「くっくっく…その通りだよ、少しだけ長過ぎたんだ。栄華は一瞬、その儚さこそが大洋たる所以」

 

銀原
「でも、ファンの皆さんが待ち望んだ三浦さんが新監督になったのに、いくらなんでも…」

 

ぬま
「最高のレジェンドにして汚すことのできない聖域、これ以上ない人選だと思わないか?開幕から10連敗、やっとひとつ勝ってまた10連敗…あの端正な顔が苦痛に歪み、ファンの罵声は怒髪天を突く…」

 

銀原
「第3章34節…巨大戦力ニ立チ向カウ姿コソ最高ノ誉レナリ 其レハ恰モ巨鯨ニ挑ム若キ挑戦者ノ如シ…」

 

ぬま
「昔の鯨漁と言えば、木の葉のような船団を組んで巨鯨を取り囲み、血気盛んな若者達が一番槍を競って鯨に飛びかかる…そこにこそ、このチームのアイデンティティがあるのだと」

 

銀原
「嗚呼!見えます、自分の目にはハッキリと見えてます!えこ贔屓だ三浦の愛人だと、誹謗中傷を浴びながらも、ミスを繰り返しながら森や細川が必死に巨鯨に向かっていく姿が!」

 

ぬま
「どうせ来年もコロナだ何だと、マトモにお客さんは入れられないだろ。愛想を尽かした偽りのファンは去って結構、何があっても動じない真のファンが生まれ、育ってくれればいい」

 

銀原
「第6章66節 去ル者ハ追ワズ、来ル者ハ拒マズ、残リシ民ハ勇者ナリ!」

 

ぬま
「そして、最後の1節はこう結んでいるぞ」

 

銀原
「勇者ニ報イヨ、我ガ生ガ尽キルトモ、大洋ノ灯ハ決シテ尽キルコトナカレ…」

 

ぬま
「さあ、前へ進もう。試練の年が始まるぞ」

 

銀原
「GM、止まりません、溢れる涙が止まりません!」

 

 

 

 

 

 

 

 

FINE

 

 

 

 

 

 

 

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