9月21日(土) 横浜スタジアム
横浜 2対3 巨人 70勝66敗3分
7点差を逆転するという
カープ戦における奇跡から一転
優勝に最後の望みを繋いだ
ジーヤンツとの直接対決を落とし
昨日は遂に
我らが地元、ハマスタで
原監督の胴上げを見せられるという
上がったり
下がったり
泣いたり
笑ったり
祝い酒とか
ヤケ酒とか
何と目まぐるしくも
楽しい、数日だったことか
誰が何と言おうが
誰を責めようが
今、この位置で戦えているからこその
この感動
そして、この悔しさ
自分も昨日は
生まれて初めて
生で胴上げを見るという
思ってもみなかった偶然に遭遇し
まあ、これも言うなれば
一生残る、一瞬だわな(笑)
と、自虐的に
原監督の胴上げを眺めていた次第
それでも、
目を閉じて脳裏に浮かぶのは
ジーヤンツ優勝の瞬間でなければ
歓喜の胴上げの場面でもなく
9回の先頭打者
岡本の右中間を襲う打球を
頭から飛び込んで掴み取った
梶谷の姿
そこには、
打球判断とか
事前の守備位置とか
グラブの出し方とか
飛ぶタイミングとか
技術的な要素もあれば
あの打球に追いつける
走力とか瞬発力とか
そういったフィジカルな能力に
自分が座っていた
外野席の奥の方まで伝わって来た
絶対に捕るんだという
鬼気迫る闘志
忘れられないあの表情
ファイト剥き出しの闘争心
本当に尊いものを
この大事な試合で見せて貰ったと思う
いつ声がかかるかも分からない
もしかしたら
このまま埋もれて終わるかも知れない
故障と戦い
自分と戦って
長いシーズンの殆どを
炎天下のファームで過ごして来た訳で
勝つことに
守ることに
走ることに
打つことに
そして、何よりも試合に出ることに
飢えていたんだろう
死球で骨折しながら
朦朧として臨んだ初めてのCS
日本シリーズでの
最後のバックホーム
度重なる故障
筒香とか
ヤスアキだけでなく
ここにも一人の主役がいたんだよね
暗黒から這い上がる日々を
汗と涙にまみれて
一緒に戦って来た男がいたんだよね
誰が何と言おうが
ここからの戦いは
痺れるような短期決戦の主役は
この男
梶谷隆幸だと
横浜駅から千葉方面へと向かう
総武快速の終電の中で
拳をグッと握りしめた夜
握った手を見つめながら
迫りくる絶対に負けられない戦いに
我は想いを馳せるのである
寝たらアカン
乗り過ごしちゃアカン
寝たらアカン
乗り過ごしちゃアカン…
湾岸クライシス応援バナー
にほんブログ村