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湾岸クライシス

コラム ベイスターズ

チームの顔にして4番打者が抜けるチームの未来

更新日:

 

 

 

 

 

なぜだろう
何でなんだろう

 

チームの主力にして大黒柱
キャプテンにして球団の顔という

そんな選手が抜けてしまうにも関わらず
至って変わらぬ平常心

 

ショックを受けることもなければ
感傷にふけることもない

 

三浦大輔がFAした時のような
悲壮感もなければ

村田や内川が出て行った時のような
怒りもない

 

 

いつかはこんな日が来ると
心の準備が出来ていたからか

仮に最下位に沈むとしても
弱くなることへの恐怖心がないからか

 

何にしても
例年と変わることのない

秋の日の風景
退屈な日々

 

 

 

普通に考えるなら
チームにとっては大打撃

日本の4番の穴なんて
絶対に埋められるはずがない

 

…それなのに

なぜゆえここまで
落ち着いている自分がいるのか

 

この球団への愛着が薄れたのか
ウン10年続いた熱が覚めてしまったのか

 

 

なぜなぜなぜと
自問自答してみる

なぜなぜなぜと
澄んだ空を見上げてみる

 

多分、きっとさ

この球団は
もう何も心配する必要がない

自分如きが
青筋たてて応援しなくても

沢山のファンが
圧倒的な後押しをしてる

 

そんな自虐的な考えも
頭をよぎったりもしたが

そんな状況にあったとしても
勝てば死ぬほど嬉しいし

負ければげっそりするほどに
朝の目覚めが悪い

原因は他にあるに違いない

 

ここは焦らず…

よく考え…

 

ふむ、確かにそうなんだよな

 

4番打者が抜けるというのに
何の焦りもなければ不安もない

別になんてことない
何とかなるだろう

 

そんな気になるのはこのチームへの
熱が冷めたのではなく

ここ数年に渡って
必死に球団が築き上げてくれた

 

"信頼感"

 

 

 

勝てないチームに
杜撰な球団経営

将来的なビジョンもなく繰り返す
その場凌ぎの人事に補強

閑古鳥の鳴くハマスタに
冷やかなファンの視線

 

そんな荒んだ心を
希望を失った身体を

トイレを綺麗にすることから始め

少しずつ少しずつ
解きほぐしてくれた

 

"恩"

 

 

そうだ
そうなんだ

あるのは眩いばかりの希望と
任せておけばいいという安心感

 

こんなことも見越して
田代さんや大村さんを呼び戻したこと

 

それだけでも
安心して眠りにつける

グーピースーピーと
天使の寝息をたてることができる

 

 

僕らは来年も

バカヤロー
このヤローと声を荒げ

神だ仏だ
信じていたんだと涙を流す

 

嬉々として
高いグッズを買って

目を釣り上げて
チケットの争奪戦に挑むんだ

 

 

幸せなことだよね

 

凄く、幸せなことだよ

 

 

 

 

 

 

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