この時期に
暫く野球がないとか
つまらんのお
暇やのお
っつーことで、
本日はチコっと現実を逃避し
少しだけ昔のことを綴ってみたい
未だに分からない
大いなる謎、そして感動
あの時のことについて
少々のお時間を頂戴しよう
時は遡り2017年
そう、この年は
ラミレス監督2年目のシーズン
シーズンは3位に終わるも
クライマックスシリーズで下剋上を達成
1998年以来の日本シリーズへ駒を進めた
記念すべきシーズン
長年、暗黒の真っ只中を彷徨い続けた
迷える子羊に差し込んだ一片の光
前年の2016年には
悲願のCS初出場を果たし
鯨史に残る伝説の10.20東京ドーム
青く染まったスタンドを包んだ歓喜の涙
そして日本シリーズまで勝ち上がった
この2017年ポストシーズン
この当時を振り返ってみたところ
最大の敵と言えるのは
阪神でも広島でも
サファテでも内川でもなく
雨だったんだよなと
クライマックスファーストステージは
1勝1敗から1試合が中止
更に翌日も雨予報で
このままだと2位阪神がファイナルへ
へ?
なんで?
そう、ここには
日程の罠が潜んでおり
2勝で勝ち抜けのファーストステージは
最大でも3試合
そこから1日の移動日を挟んで
すぐにファイナルが始まるという日程
つまり、2試合が中止となった段階で
ファーストステージは打ち切り
ルール上、1勝1敗なら
自動的に2位なチームが勝ち上がりと
そんな後がない状況も
我れ関することなく降り続く雨
開始時間が1時間遅延と
そんな情報は出たものの
テレビに映し出される映像を見るに
流石にこれはキツいだろうと
しかしながら
そこから伝説の幕が開くのである
※YouTubeより
分からない
未だに分からない
こんなグランドコンディションで
中止になっても誰もが納得する
そんな状態にありながら…
なぜに試合を開始したのか
延々と最後まで試合を続行したのか
クライマックスということで
おそらく試合開始、続行の判断は
阪神球団ではなく
連盟側か
謎と言うべきは
この状況で試合をしたこと以上に
普通に中止にしていれば
勝ち上がっていた筈の阪神さんサイドから
クレームだの
不満の声だの
全くといっていいほど
聞こえてこなかったこと
試合途中にでも
当時の金本監督あたりが
こんなグランドで
選手が危険だと
強硬な抗議をしたとしても
全くおかしくない
むしろ普通
中止になれば勝ち
そんな中、
献身的にグランド整備を続ける
阪神園芸の方々への
声援と称賛の声が全国から巻き起こり
トレンドは試合そっちのけで
阪神園芸一色
試合後も多くのニュース番組で
その凄さを大特集
これ、自分が阪神ファンなら
言うよね、思うよね
園芸さんの凄さは
よー分かってる、感謝してる
だから
ここだけは…
これ以上、無理です
選手達の安全が保証できません
くらいのこと
言ってくれませんかと
必死に戦った選手達
ずぶ濡れで応援したファンの方々
そして阪神園芸さんの
神の如き職人芸
まさしくこれは伝説の一戦だと…
それは勝った側だから
言える訳で
金本監督以下、
阪神の選手達が
この状況で試合をして
堂々と最後までプレーしたこと
阪神ファンの方々が
不条理な敗戦を受け入れたこと
ただひたすら、愚直に
職務を全うした阪神園芸の方々
この試合の謎
そして大いなる感動の源は
試合に負けた側にこそあるんだと
そうか
あれからもう5年が経つのか
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