9月23日(水) 甲子園
阪神 0対4 横浜
消化試合のような
寒々とした試合が続いていたものの
この日は上茶谷が
見事に完封
先発を引っ張らないことにかけては
右に出るものはいないという
ラミレス監督には珍しく
上茶谷が投じた球数は
何と144球
前日は
好投の坂本を
5回、僅か65球で降ろし
逆転負けを喰らっていただけに
ポリシーを曲げさせる
何かがあったということなのか
その前日に
1点リードで登板し
あっという間に
同点に追いつかれたのは
何で勝ってる試合で投げさせるんだ
…と、大きな批判を浴びた
元クローザー
今年、大きく成績を落とした
その要因は分からない
コロナ太りという声もあれば
勤続疲労か体調の問題か
癖が盗まれたとか
ツーシームが落ちなくなったとか
目に見える数字で考えると
奪三振率に関しては
昨年と比べると
悪くはなっているものの
言うほど極端に悪化はしていない
8.10 → 7.88
見たところ
大きく数字が変化しているのは
打者に対する
この被打率の部分
.196 → .305
昨年は1割台に抑えていたものが
今年は何と3割越え
嘗ての勇姿は見る影も無く
連日、痛打を浴び続けているのである
当たり前のように失点し
マウンドを降りるその背中に
嘗てのオーラは
見られない
それでも…
と、自分は思うのである
山崎康晃は奇跡であり
神より与えられし太陽の子であると
あの大魔神・佐々木や
現ヤクルト監督の高津慎吾
岩瀬だろうが
藤川球児だろうが
名だたるクローザーにおいて
ルーキーイヤーから
完全無欠の存在として
9回のマウンドに上がり続けたのは
山崎康晃、唯1人だけ
荒みきった心
吹き荒ぶ木枯し
そんな暗黒の野に降り立った若者は
我々の心に火を灯し
その眩い笑顔を求めて
ハマスタには溢れんばかりの人の波
涙のCS初進出から
日本シリーズという夢舞台
これを奇跡と言わずして何と言うべきか
その者蒼き衣を纏いて
金色の野に降りたつべし
失われし大地との絆を結び
ついに人々を清浄の地に導かん
まだまだ
僕らは夢の中にいる
気持ちよく寝息をたてながら
その続きを見続けるんだ
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