3月11日(火) 横浜スタジアム
無観客・オープン戦
横浜 6対1 広島
いや、ホント
良いものを見せてもらった
たかがオープン戦
汽笛の音が響く無観客のスタンド
そんなことはお構いなしに
アウトローの難しいストレートを
完璧なスイングで
軽々と逆方向に叩き込んだ
梶谷のひと振り
ワンナウトフルベース
俊足の西川が放ったセカンドゴロから
必死の送球でゲッツーを狙った
倉本のワンプレー
歓声があろうがなかろうが
お客さんがいようがいまいが
関係なし
お構いなし
貪欲に少ないチャンスを
モノにするための一瞬のプレー
倉本がライト線に弾き返した
いかにも倉本らしいツーベースに
多くのファンの方々が
拳を握ったことだろうが
本当に魅せてくれたのは
あのワンプレー、あのスローイング
バッシングも多い選手ではあるが
使っていればそれなりの結果を出すと
誰もにそう思わせた
活躍だったのではなかろうか
逆に…
そのワンプレーのきっかけを作った
取っていれば普通にゲッツー
初登板ルーキー伊勢の
足をエラー引っ張ってしまったのは
期待されて
期待されて
ずっとチャンスを貰ってきた
2年目の伊藤裕希也
キャンプ当初から
ソトがファーストの練習を続け
上手くいけば
そのままセカンドのレギュラーを…
そんな機会に恵まれながら
度重なる守備でのやらかしに
それが影響してか
自慢の打撃もさっぱりの状態
ゴラァ!
チビってんじゃねーぞ!!
テレビに向かって
そんな声を張り上げたくなるも
先輩の梶や倉本が踏み締めてきた
これまでの道が脳裏に浮かび
グッと堪えて
言葉を呑み込んだ
何とも麗かな小春日和
あんなことや
こんなことがあったから
今の梶谷がいて倉本がいる
与えられた出場機会と
一度は掴んだはずのレギュラーの座
伊藤裕希也が通る道は
多くの先人が
先輩達が通った道
きっといつか
梶谷や倉本と同じ思いで
一打席に、一度の守備機会に
歯を食いしばって
立ち向かう時が来るんだろう
嗚呼…
勿体ないよね、無観客とか
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