桑原、倉本という
元レギュラー選手の名前が
漸くハマスタの電光掲示板に表示された
その感覚をどう表現するか
懐かしいとか
久し振りとか
背水の陣とか
瀬戸際だとか
受け止め方は人それぞれ
まちまちなんだろう
自分はと言えば…
言葉で表現するなら "安心感"
あの伝説の下克上
雨中のCS決戦から勝ち上がり
日本シリーズまで歩を進めた
3年前のレギュラーにして看板選手
その実績
その経験
そしてその、思い出は
色褪せることなく生き続けている
ゴールデングラブまで獲得した
12球団でもトップクラスの守備力に
ショートというポジションで
フル出場して3割近いアベレージを残した
嘘偽りのない
その実力
そんな選手達が
二軍に埋もれてしまうような
層の厚さが備わったのかと言えば
無条件には納得できまい
驕りか?
研究されたか?
メンタルの問題か?
何にしても
彼らが今、立たされている状況は
一軍半の選手と
何ら変わらない厳しいもの
1打席か
多くて2打席か
そんな出場機会で
結果を出すことの難しさ
どう考えても
2人とも1打席で勝負する
そんなタイプの選手じゃない
調子の波はあっても
年間を通して
トータルでチームに貢献する
それが持ち味のプレーヤーなんだろう
復活を願ってるファンの方は多い
途中出場であったとしても
ひと度、彼らの名前が告げられれば
誰よりも大きな歓声が上がる
あちこちから声援の声が飛ぶ
一度失ってしまった
レギュラーを取り戻すことの難しさ
ベンチからの信頼
ラミレス監督からの評価
1本や2本のヒットで
1回や2回の守備機会で
一気に覆せるとは
本人達だって思っていないだろう
それどころか
もし、ミスでもしようものなら
特に倉本あたりは
面白おかしく袋叩きにされるとか
誰しもが目に浮かぶ
昨今の風潮
まあ、でも
それも仕方がないことなんだよね
時代の移り変わりとともに
野球の楽しみ方も変わって来てる
ひと昔前には考えられなかったくらい
ファンの方々の数が増えて
ハマスタはチケットが購入出来ないほど
満員のお客さんが詰めかけている
ファン層が若返れば
新しい野球文化…
ベイスターズ文化と言うか
ハマスタ文化と言うか
そんなものだって
当然、生まれて来るんだろう
グランドで繰り広げられている
野球の質だって
昔と比べたら
信じられないくらい変わってる
この変化に順応できた選手は生き残り
出来なかった選手は淘汰される
そんな厳しい
毎日を生きているのである
我々ファンだって
パーティーのような昨今に
乗り遅れることなく付いていく必要が
…あるのか、
ないのか
自分には良く分からない
分からないけど
それでもひとつだけ
ハッキリと言えることがある
このユニフォームを着ている選手が
苦しみ、もがいているなら
彼らの限られた1打席、2打席に
ひっそりと声援を送り
その打席の内容に
項垂れ、拳を握ろうではないか
結果が出なくとも
勝つことが出来なくとも
ずっとずっと
そうしてこのチームを
このユニフォームを着た選手達を
応援し続けて来たんだから
湾岸クライシス応援バナー
にほんブログ村