東北方面へと向かう
新幹線に乗る度に
楽しみにしている光景がある
上野を出て荒川を渡り
大宮に差し掛かる手前のあたり
向かって左手、窓の外に見える
ロッテ浦和球場の文字
朝方のまだ寒々しいグランドには
シートが掛けられていたり、いなかったり
千葉県人である自分にとって
言うなれば北の玄関口
それがこの浦和球場だったりするのである
そして、
長年の念願が叶い
車窓から眺めていた玄関口に
足を踏み入れる時がやって来たんですよ！
どーですか！
お客さん！
o(｀ω´ )ノノ
予備知識として
チケット代は無料
そんな情報は掴んでいたものの
さて、入口は…
そこの目の前を歩いている
ガタイの良いお兄さん
ちょっと入口を教え…
…て！？
後で気付いたんだけど
本日、見事にタイムリーも放った
愛斗選手でしたね
ブワッハブワッハッハ
愛斗くん
ナイバッチン！！
っつーことで
ようやく入場口へ
ん？
あらら？
果たして
スタンドと呼んでいいものか
一塁側、三塁側には
それぞれ100人も座れるかどうか
三列ほどの観客席が
設置されてはいるものの
どちらも満員
端で立って見るしかないようで
蒼く澄んだ空
3月半ばとは思えない陽射し
素朴なスコアボードに
時折、通り過ぎる新幹線の音
うーん
勿論、一軍も良いけど
これはこれで趣きがあってエエわな
思わぬところで選手と遭遇したり
延長に突入するとともに
某選手が観客も使う
仮設トイレに駆け込んできたり（笑）
それでもね、
どうなんだろ
以前、訪れた
ヤクルトの戸田球場もそうだけど
選手が着替えたり
荷物を置いたりするような
それはクラブハウスなんて
とても呼べないようなプレハブだったり
そんな環境の中で
選手達は必死に汗を流してんだよね
一軍の華やかな舞台に立つことなく
ユニフォームを脱ぐ選手もいれば
グランドを眩しく見つめながら
必死に故障と戦い続けた選手もいるんだろう
河川敷の爽やかな風と
新幹線が奏でる喧騒と
多くの若者達の汗が染み込んだ
ロッテ浦和のグランドに見えたものは
選手とそれを見守るファンの方と
同じく共有されてきた原風景
是非ともまた
この空気を吸いに来たいものやね
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