9月3日(木) 東京ドーム
巨人 13対3 横浜
難攻不落の不沈艦
絶対エース菅野智之が立ち塞がった
3連戦の初戦において
最後は力尽き、
サヨナラ負けはしたものの
ロペスにオースティン
宮崎までを欠いた
瀕死の打線が必死に食い下がり
8回途中で130球超
マウンドから引き摺り下ろした
あの根性、あの粘り
例え負けたにせよ
勝ちを消したというこの事実は
選手達の自信となり
糧となって
いつか、その時
この先の決戦の場において
きっと生きてくるに違いない
我々は決して弱くはない
これだけ故障者が続出しても
この位置で戦えるだけの
実力であり
選手層であり
経験値であり
そんなものが少しずつ
芽生え始め、定着を始めている
これだけの
故障離脱者がいながら
しっかりと貯金を作り
この位置で戦っているのである
弱い筈がない
信じない理由がないのである
2戦目は濱口が投げ
3戦目は好調ピープルズ
ガップリと四つに組んで
持てるもの全てをぶつければいい
ウチの野球で
ウチらしい野球で
首位ジーヤンツの胸を借りればいい
しかしながら
我らが指揮官が選択したのは
それとは真逆の
難解な一手
奇策を打つ
その根底にあるもの
それは弱いこと
弱者であることを自覚するからこそ
チームを奇策へと走らせてしまう
選手達を信用していないと
思わせてしまう
この胸糞悪さ
後味の悪さの正体は
きっとそこにあるんだろう
今、先発として最も状態の良い
ピープルズを中継ぎで
いや、第二の先発として
2戦目、3戦目に連投をさせる
そんな策に走らせたのは
CSで今永を後ろに回した成功体験か
優勝以外に退路はないという
焦りが齎した副産物か
これ以上離されたくない
首位チームとの対戦とは言え
まだ半分近く試合が残っている
しかも13連戦という最中
結果を見れば
ファンの心が離れ
チームが空中分解しかねない
大変なことを
しでかしてくれたというのが
目を背けることのできない
事実なんだろう
ガップリ四つに組み
あの菅野を追い詰めた筈が
3連戦を終えて残ったのは
原ジーヤンツに見下される劣等感
この奇策の代償は
あまりにも大きいものとなってしまった
しかしながら
もう一度、言わせて頂こう
このチームは弱くない
選手達は成長しているのである
故障者が多くとも
戦えるだけの力が付きつつあるのである
地に足を付け
やるべきことをやり
ウチの野球をやればいい
一人、また一人と
故障者も帰って来るだろう
若手も次々と
飛び出して来るだろう
鉄壁のクローザー
三嶋一輝に
代打の切り札
山下幸輝
コツコツと実力を磨き
努力に努力を重ねてきた
こんな男達が
輝いているチームを
見捨てるファンは誰一人として
いないだろう
セオリーに抗い
信じた道を躊躇なく選択する
これは、ラミレスの
ラミレスたる長所であり
時と場合によっては
致命傷ともなる諸刃の剣
時に笑い
時に泣き
一歩一歩進んで来た
5年間が今、ここにある
今日も明日も
またまだ試合は続いていく
今シーズンは
まだ、終わらない
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