2012年にDeNAが親会社となって
早、今年で9年目
出口の見えない漆黒の闇
地獄の業火に蜘蛛の糸を垂らし
荒れ果てた大地に
青々とした木々を実らせた
その手腕
その企業努力
経営陣に
フロント、現場
それらが一体となって
これだけの人気球団にしてくれた
言葉にならないほどの " 恩 "
誰が何と言おうが
自分はこの生がある限り
感謝の気持ちを持ち続けていたい
少しだけ、
力んだ前振りから始めたが
この球団が
9年目を迎えた今
選手への待遇
ファンとの関係値
考えれば
考えるほど
大きな大きな
岐路に差し掛かっているように思う
昨年はチームのキャプテンにして
まさに大黒柱とも言うべき
筒香がポスティングで
メジャーに移籍
ポッカリと空いた
その穴は
お釣りが来るレベルの活躍で
4番に抜擢された
佐野があっさりと
埋めてしまった
年俸4億の筒香から
たった2400万の佐野という
完全無欠の
新旧交代
鮮やかなまでの
新陳代謝
Aクラス常連にまで
成長したチームは
2017年には
夢にまで見た日本シリーズへ
主将として4番として
チームに貢献して来た大黒柱が
ファンの後押しの元
メジャーへと旅立つという
これ以上ない
阿吽の呼吸のもとで
まるで空気のように齎された
神の見えざる手
なるほど
これならば
4億でも5億でも
いくら積んでもいいのだろう
筒香にの次はヤスアキ
更には、今永先生あたりが
このラインに乗って
円満に旅立って行くのだろうか
…などと
考えてもみたが
山崎康晃は絶不調に苦しみ
今永は肩の手術で躓いた
加えて新型コロナ下の業績赤字に
期待を裏切るチーム成績
右肩上がりで伸び続けてきた
球団が迎えた岐路
じわじわと引いていく
薄くグレーがかった潮の流れ
チームの顔として、象徴として
高額を積み上げたその先に
どこぞの球団のように
7年40億だとか
そんな契約をすることは
これまでの考え方からして有り得ない
そんな状況に
追い討ちをかけるように
今年の梶谷、井納に
来年の宮崎と
どう対処すべきか難しい
生え抜きのベテラン選手が
続々とFAを迎えることになる
ファン心理は
生き物なのである
誰が抜けようが
チームを強くすれば問題ない
…と、いうのは
一方的な経営者の理論
大好きだった選手が
ライバルチームのユニフォームを着て
ホームランでマルっとか
必死に媚びているのを見るほど
辛いものはないだろう
そんなファンの方々の
気持ちを繋ぎ止める金銭は
投資でも対価でもなく
言うなれば
保守・サービス費
そんな発想が出来るのか
出来ないのか
いや、まあ…できないんだろうな
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