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近藤昭仁氏の訃報を耳にして

 

 

 

 

 

早いもので
明日はもう開幕戦なんだとか

 

先日の投手編に続き

2019年のベイスターズ打撃陣を
ガッツリと分析してやろうと

張り切ってはいたものの

 

熊原と濱矢の緊急トレードに

初代ベイスターズ監督
近藤昭仁氏の訃報

完全に機を逸したということか

 

 

まあ、打撃陣は
思いっきりバットを振って

いつものように
大味で楽しい野球をやってくれれば

それでいい

 

梶谷も間に合ったようだし
大きな故障者もいないし

魔都・ハマスタで
ホームランか三振か…

 

鈍足揃いの主軸を中心に
ヒット3本でやっと満塁とか

3連発で逆転サヨナラとか
例年のように楽しませてくれればいい

自然と笑みが溢れてくるような
そんな野球をやってくれればいい

 

 

そんなこんなで

今年の打撃陣に点数を付けるなら

 

 

 

 

 

225億点!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そ、それでは

本題に進ませて頂きましょうかね

 

個人的には熊原のトレード以上に
ビックリしてしまったのが

横浜ベイスターズ初代監督
近藤昭仁氏の訃報

 

最近の若い方には
あまり馴染みがないかも知らんが

1960年の大洋初優勝
伝説のファーストインパクトの立役者

ルーキーながら
日本シリーズMVPという離れ業

 

そして、38年後

歓喜のセカンドインパクトの中心となる
佐々木だの谷繁だのタクローだの

ヤンチャな若者達を
ギッチギチに鍛え上げたという

陰なる功績を残した大恩人

 

監督としては、まあ…

今で言うスモールベースボールを
チームに根付かせようと

度重なるスクイズ失敗だの
継投失敗だの

 

もし、当時
今のようにSNSが発達していたら

ラミレス監督の比にもならない

とんでもないバッシングが
ファンを上げて繰り広げられたことだろう

 

かく言う自分も
今では “仏のぬまつだ” として

横浜市の市外局番を下回るような
打率を叩き出す選手がいようが

監督がコーチの進言を聞き入れず
有能な人材が去っていこうが

モナリザのような微笑みを浮かべ
生温かく見守っているものの

 

当時はゴリゴリの武闘派にして
反体制派の急先鋒

湾岸のチェゲバラとして
津田沼周辺でパルチザンを組織し

ハマスタのトイレに籠城して
監督交代を声高々に…

 

 

えーと、

なんの話だっけ?

 

そう、近藤昭仁氏のこと

 

そんな自分も
年輪を重ねた今だからこそ分かる

今だからこそ言える

 

一切の妥協を許さない
鬼の広岡監督の元でコーチを歴任

初優勝した頃のスワローズに
黄金期前夜のライオンズ

そして大正義

原、中畑、クロマティらが活躍した
藤田元司監督時代のジーヤンツ…

 

 

辛い立場よな
厳しい境遇よな

選手達の突き上げの盾となり

時には言いたくもないお小言を言ったり
腐る選手をケアしたり

 

それでいて上手く行けば
〇〇マジックだの神采配だの

持て囃されるのは
監督ばかり

 

 

そんなキャリアが認められ

初めて監督に就任したベイスターズに
その後のロッテでは…

 

万年Bクラスの負け犬球団
あの、球史に残る18連敗だとか

ファンからの激しいバッシング
笛吹けども踊らない選手達

 

そんな四面楚歌の状況をバネに

真摯に粘り強く
若手を育て続けた忍耐力

 

 

そして、
近藤監督がチームを離れた

その数年後…

 

我らがハマ☆ベイも
千葉ロッテも

その若手達が中心選手となって
涙の優勝を遂げるのである

 

 

佐々木も谷繁も
鈴木尚典や石井琢朗だって

あの時、近藤さんに鍛えられたと

感謝の言葉を口々に語る
この、尊さよ

 

大人になって初めて分かる
今だからこそ理解できる

 

割りに合わないキツく厳しい仕事を
生意気な若手達を相手に

地道に、信念を持って
続けてくれた

偉大なる功績よ

 

 

 

 

70年に渡る球団史において
たった2回の優勝の記憶

その、たった2回の優勝に
大きく貢献してくれた大恩人

 

29日のハマスタにおける
開幕セレモニーには

多くのレジェンド達が来場されるとか

惜しまれつつ鬼籍に入られた
近藤昭仁氏への言及があるかは分からない

 

それでも、その瞬間は
深い感謝の念と

最大のリスペクトを胸に

 

暮れかかった空を見上げたいと思う

 

 

 

 

 

 

 

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ぬまつだちゃん:

View Comments (4)

  • ぬまつだ姫、
    ご無沙汰しております。

    ごくたまにふらりとあらわれる
    ブラックスです。
    近藤昭仁氏、お亡くなりになられたんですね、残念です。

    近藤さんは家がわりかし近く、おかげさまで野人中西学によく会えるという特権が
    ありました。
    なぜか離婚しても野人は出没するという
    都市伝説まで残してます。

    明日は開幕ですね、秋まで泣いて笑って
    楽しみましょう。
    ブログ毎回楽しみにしてますよ(^^)

    • ブラッグスさん

      コメントありがとうございます。
      どーも!ご無沙汰でごじいます!

      >ぬまつだ姫

      おおっ、苦しゅうない。苦しゅうないでございますよ。

      >中西学に

      津田沼では、よく鈴木ケンソーが大きな体で奥様の選挙ビラを配っております(笑)

      >秋まで泣いて笑って

      喜怒哀楽、天国と地獄…このチームの最大の魅力です。今年も楽しみ尽くしましょう!

  • こんちわ!

    近藤さん、ちょっとでもいいからセレモニーの時に触れてほしいな!そうすれば近いうちに何かが起こるから!

    そう、近藤さんはルーキー時に優勝&MVPを果たしたのでベイスターズ元年の時に近藤さんが監督した初年度は優勝の可能性も!とか言われててさすがにそれはないやろー!と思ってたんですが久しく「優勝」と言う言葉を聞いて無かったのでちょっとだけ意識しちゃいました!(^^;)

    しかし、後年あながちこの事は間違いでも無かったのだなぁと言う事を思い知らされます。

    で、何が言いたいかと言うと勝負事には「もっている」人がいるということ!
    それが横浜では近藤さんだった!
    今日はおそらく天国からロケットマンに扮してハマスタ上空を飛んでくれることでしょう!( ̄∀ ̄)え?ちがう!?

    因みに近藤さん以外で横浜で「もっている」人はやはり大魔神をおいて他にはありません!その一点で自分は彼に監督をやってもらいたいです!
    明日の競馬ドバイワールドカップも彼の馬が何かやってしまうかも!?(@_@。

    何はともあれ開幕ですね!

    • くじらさん

      コメントありがとうございます。
      どーも!こんちわ!

      >セレモニーの時に

      TBSチャンネル2の放送では近藤昭仁さんの訃報にアナウンサーが言及されてたんですけどね。セレモニーではどうだったんでしょうか…

      >「もっている」人

      これ、大事です!逆に持っていない人はホント、持ってないんですよね…

      >横浜では近藤さん

      あのレジェンド平松政次さんがルーキーの時に、キャンプで近藤昭仁さんが打席に立って「こんな球しか投げらんねーのか」と言われてムカッとしてカミソリシュートが完成したと…そんなとこにも名前が出てきます(笑)