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ベイスターズの4月を振り返ってみた

 

 

 

Result

5月3日(木) 甲子園
阪神 4対2 横浜

勝 メッセンジャー 5勝1敗
敗 東 2勝2敗
S ドリス 0勝1敗10S

26試合 13勝13敗 4位

 

 

 

Editorial

苦手のタイガースに雨を挟んで連敗。せっかく作った貯金も使い果たし、4位転落というスタートとなった5月の戦い。

打線が奮わないこともあって、皆様のイライラも分からないではないが、4月を終えた時点での勝敗をあらためて確認してみると13勝11敗。

なかなかのスタートを切っているのである。

 

ゴールデンウィークに突入した浮かれ具合もあり、特に意識して考えることはなかったが、冷静に考えると素晴らしい出だしであったと断言して間違いないだろう。

今永を欠き、濱口を欠き、ウィーランドを欠き、頼みのパットンは絶不調。そんな状態にありながら、貯金を作って4月を乗り切ったのである。

 

打線だって決して好調だった訳ではない。寧ろ、8連勝だとか、なぜこんな成績を残せたのか不思議でならないと言うのが正直なところ。

この要因を思いつくままに書き出してみるならば、苦し紛れに起用した京山、バリオスの好投。井納中継ぎ転向の成功。東、神里らルーキー達の活躍。

そんなところだろうか?

 

確かに目立つところではこのあたりだろう。ただ、我らが主筆の見立てるところではもうひとつ。

大事な大事な要素が、もうひとつ抜けているように思うのだよ。

 

口に出してみれぼ何ともないこと。捻りもなければ、オチもない。へっ、当たり前だろ?などと嘲笑されても仕方ないことなのかも知れない。

 

トーカ堂の社長が若干勿体ぶりながら、値段を発表するイメージで聞いて欲しい。

 

 

 

なんてことはない。

 

筒香らのクリーンナップと、クローザーのヤスアキが普通に働いているから。

これが一番大きな要素なのである。

 

普通なのだ、普通なのだよ。
つまりは彼らが普通に額面通りの働きをしてくれれば、チームはそれなりに安定して勝つことが出来ると言うこと。ここが物凄く重要なことだと思うのだよ。

 

球界を代表するクリーンナップに、同じく日本一を争おうかというクローザー。

彼らがしっかりと職務を果たしてくれているからこその、この結果であると。自分はそう断言したいのだ。

 

ひと冬越えて、ルーキーや大和などの補強もあった。若手のレベルアップもあり、予期せぬ力の台頭もあった。選手層は確実に厚みを増している。日本シリーズ出場という、素晴らしい経験も積むことが出来た。

これらの要素は年間を通して、必ずやトータルで効果を発揮して来るだろう。一発勝負のトーナメントではない。長い長いペナントレースなのである。

 

開幕で出遅れた3投手の故障について、シーズン終盤なら投げさせているという話もる。やっと復活した今永も調子が上がらないと見るや、すぐにファームに落としているし、開幕投手に指名した石田も日程を見ながら下で調整をさせている。

彗星のように現れた京山ですら、落とす理由を探していたとすら感じてしまったのは、果たして自分だけであろうか。

 

この恐ろしいまでの余裕。

いや、計画性と言うべきか。

 

昨年、我慢して使い通した桑原や倉本に厳しい判断を下しているのも、恐らくは長期的な視野にたってのことであろう。いろいろと試している時期、実戦での力を見定めている時期とも受け取れる。

ラミレス監督に、その余裕を齎しているもの。それは間違いなく、我らがハマ☆ベイの骨格をなす、クリーンナップとクローザーの安定感なのである。

 

 

 

 

ひとつの勝ち、ひとつの敗戦に一喜一憂するのがプロ野球の楽しみ方であるならば、神経を研ぎ澄ましながら、あれこれと推察を重ねるというのもひとつの楽しみ方だろう。

そんなことが出来るチームになった。
そんな球団にしてくれた。

 

 

そんな感謝の念を胸に抱きつつ、今宵も琥珀のグラスを抱き寄せようではないか。

 

 

 

 

 

 

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ぬまつだちゃん:

View Comments (8)

  • コンチワ!

    まぁ単純に便利ですよね!地味にパワーアップもしてるみたいだし、もしなかったら結構大変ですよ!!

    サランラップ

    …え?ちがう?ヽ ( ꒪д꒪ )ノクリンナップ!?なーんだ!紛らわしい!(勝手に間違えといて!)

    まぁ確かに勝つ試合はやはり打つべき人が打ってますよね!
    問題は負けた試合の時…。

    思うにそろそろ9番野手は限界なんじゃないかなぁ?今日みたいなクリンナップでチャンスメークした時などはちょいとランナーをわざと溜めれば8番目に投手が来る訳ですからね。
    相手もその辺を考えて中軸に打たれてもあまり焦らなくなっています。

    勿論9番野手で良い目を見る時もありますし、そもそもその利点の一つが3番筒香による実質4番構想であったと思うのですが、ここに来てその筒香の状態がイマイチです(現在の打率233!)

    さらには元々倉本の為的な意味合いも強かっただけに今倉本を外した9番は殆ど機能していない状態。
    さらに言えばその後の1番が固定出来ずに不安定。

    つまり今ウチが打線で振るわないのは実質9から3番まで調子の悪い選手が並んでる事にもあると思います。

    これではいくらロペスと宮崎が打っても点は入りません。
    そろそろこの辺りも柔軟に変えてもいいと思うのですがねぇ…。

    • くじらさん

      コメントありがとうございます。
      どーも!コンチワ!

      >9番野手は限界

      これ、自分は梶谷を2番に入れること前提のオーダーだと理解していたんですが(実質3番)、これが上手くいかないと見ると3番に筒香(実質4番)というオーダーに変更。なんかこれ、もう目的と手段が入れ替わってる感がありますね。そうなるとそもそも2番に繋ぎの大和というのが説明できなくなります。

      >倉本を外した9番

      9番に嶺井とか…ラミレス監督は9番に勝負強い選手を置きたいんでしょうけど、そこまで拘る理由が分かりませんな。個人的には9番に野手を入れて2番に小粒な選手を入れるのは大反対です。それをやるなら2番梶谷か、筒香くらいのことやらないと。

  • おはようございます。

    >球界を代表するクリーンナップに

    やはり 1番 2番が出てくれないと
    1番候補3人いてもそろって不調なら
    ここは思い切ってファームからベテランの起用もありかと

    2018年ベイスターズは聖域なき闘い
    それはポジションに限らず打順でも

    メッセンジャーに臆することなく立ち向かう
    小さなバナナボーイ東投手に勝利をプレゼントして欲しい。

    おいらのベイスターズは打ち勝つベイスターズ。
    抑えが完璧 先発の左が安定しているはDeNAの野球。

    今日からのハマスタでは伝統のお祭り野球でジーヤンツに圧勝してもらいたい。

    • >1番 2番が出てくれないと

      ここなんですよね。1番が日替りになって大和出塁率も高くない。これでは当然、得点力も落ちますし自慢のクリーンナップも威力が半減してしまいます。

      >打ち勝つベイスターズ

      チーム打率最下位ですからね。本来は打高投低が伝統のチームのはずなんですが、何故か逆になってしまってます。狭い横浜スタジアムで勝率が悪いのもこの辺りが要因かも知れませんな。

  • おはようございます。

    >ひとつの勝ち、ひとつの敗戦に一喜一憂するのがプロ野球の楽しみ方であるならば、神経を研ぎ澄ましながら、あれこれと推察を重ねるというのもひとつの楽しみ方だろう。

    砂田くんよ 砂田くん
    見てくれたわよね

    両軍あわせて23個の0が並ぶ
    12回2死満塁
    代打 中井

    以前なら心配で心配で見ていられなかった場面よ
    最後は内角のスライダーをきっちり低めに決める

    ガッツポーズをすることも無く
    冷静にラインを踏まぬように歩いて味方ベンチにもどる
    嶺井さんとのハイタッチの時は少し微笑みが 
    イケメンよね~~~~

    昨年62試合登板26ホールドの実績は確実に若者を成長させてくれたのよ

    頼もしい中継ぎ陣

    そして今日は主砲ウィーランドさまの登場

    相手は田口とか
    ツツヅラー カジッキー いいわね
    ギッタン ギッタンにしておしまい

    • ぱとりおっと・ぱしりん3さん

      コメントありがとうございます。
      どーも!おはようございます!

      >砂田くん

      あの二死満塁、絶対絶命の場面…痺れましたね!1点でも取られれば流れからいっても敗色濃厚。三嶋がせっかくゲッツーを取ったのに不用意な死球で作った最悪のピンチを。砂田が本当に頼もしく見えました。

      >ツツズラー カジッキー

      うーん…ツツズラーは兎も角、相手は左の田口だとすると梶谷を先発で起用するのか。ラミレス監督の信頼を失っているように感じてしまうんですよね。

  • おはようございます。

    >この恐ろしいまでの余裕。

    ついに借金生活です。
    ここで踏ん張ってくらいついていかねば

    子供の日に子供たちの前で恥ずかしプレーを魅せてしまった。
    それでも子供たちは宮崎のロペスのダイビングキャッチに夢を見てくれたと言う。

    守備での集中力を高めてもう一度仕切り直しですね。

    そして上向きつつある打線
    でも欲しいのはチャンスでのヒット。

    悪いところが一気にでた
    反省するところは反省して 
    さあ今日から反撃を開始しよう。

    京山で一気に流れをとりもどそう。

    • ぱとりおっと・ぱしりん3さん

      コメントありがとうございます。
      どーも!おはようございます!

      >ついに借金生活

      4月の8連勝が出来すぎでしたね。主力の先発陣を欠き、本来なら5割で御の字というスタートの筈だったのに、ハードルが高くなってしまいました。

      >子供たちの前で

      どうもハマスタの新しい芝が選手達に合っていないような感じがします。ただ相手球団の選手達は普通に守れてますから、何とも言えないところなんですが。