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湾岸クライシス

コラム ベイスターズ

残酷な天使のように

投稿日:

 

 

 

 

ハマ☆ベイにおいては
数少ない、自分と同じ千葉県の出身

育成入団ながら
その打撃センスをラミレス監督が絶賛し

早々に一軍キャンプに抜擢されるなど
順風満帆なプロ生活を踏み出した

 

そんな矢先の不運な大怪我

 

そこから彼の野球人生が
微妙に狂い出してしまったと…

そういうことなんだろうか

 

 

プロ3年目
年齢はまだ21歳

次代の主軸選手として
大きな期待を受けていたはずの若者には

残酷すぎる宣告になってしまった

 

 

そして…

つい、先日
ヤマハ野球部の新入団選手として

スポーツ新聞の小さな小さなスペースに
彼の名前が掲載されていたのだとか

 

野球が続けられて良かったなと

我が子のように込み上げた
言葉にならない安堵感

 

21歳と言えば
学年ならば大学3年生

大学に進んだ同期は
来年のプロ指名を目指して汗を流してる

 

その21歳の若者に訪れた
あまりにも早過ぎる残酷なまでの現実

古村の例もあるんだし
まだまだこれから…

 

…何ていう

淡い期待は有りつつも

 

プロの世界の厳しさや
恐ろしいほどまでに高い壁

その現実は誰よりも
本人が一番理解していることだろう

 

 

目の前で見てきた
細川の飛距離に関根のセンス

左腕で150kmを出す元春に
明らかにモノが違う国吉のスペック

そんな化物達が
2軍で燻っているのがプロの世界

そんな化物達が
毎年ユニフォームを脱いでいく

 

その様子を間近に見て来たからこそ
若くしてこの道を諦める

そんな決断というのもあるんだろう

 

それでも本人は野球を続ける道を選択した

ヤマハ野球部ということは

サラリーマンとしての
仕事もこなすことになるのだろうか

 

この世界だって
甘くないことは皆様がよくご存知だろう

辛いこととか
悲しいこととか
理不尽なこととか

そんなものと日々戦いながら
自分の為、家族の為

みんな必死に頑張ってる
仕事に励んでいる

 

野球しか知らない
二十歳そこそこの若者が

職場に飛び込んで来ても
出来る仕事なんて限られている

この社会では
この社会なりの

壁にぶつかることになるんだろう

 

 

 

 

間もなく、

上茶谷だの伊藤だの
ルーキー達が動き出せば

その存在は
頭の片隅からも抜け落ちるだろう

 

頑張れなんていう言葉は
気休めにしかならないんたろうけど

出来ることならまた
どこかでまた彼の名前が聞きたい

 

 

あの網谷か!!

 

…と。

 

 

 

その日を楽しみに

次なる若者達に目を向けよう

 

 

 

 

でも…

 

 

 

 

頑張れよ!!

 

 

 

 

 

 

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