本日は少しだけ
6年契約で残留
そして生涯横浜を決めた
山崎康晃について私見を語ってみたい
あくまでも私見である
あくまでもね
山崎康晃は2014年のドラフト会議において、元日ハムの有原航平の外れ1位としてベイスターズに入団。時はキヨシ監督4年目となるシーズン。悲願のCS初進出へ向け、期待のドライチとしてユニフォームに袖を通すこととなる。
も、正直なところ、当時における期待という名の物差しの目盛りは、明らかにあってないようなもの。前年のドラフト1位は柿田、その前年が白崎、そのまた前年が北方となれば…気持ちは分かって頂けよう。
期待はしても計算はするな
ぬまつだ家代々に伝わる家訓にして、自分がこのチームを応援する上で心に決めたお約束。2年目あたりから出て来て、5勝くらいしてくれれば御の字というのが、嘘偽りのないところ。
現にオープン戦においても先発では結果が残せず。落ちるボールがあることから、中継ぎあたりで1年目から起用ができれば。そんな理由で開幕一軍入りを果たした…と、自分は理解をしていた。
確か、キヨシ監督との間で
「お前、抑えやってみたいか?」
「ハイ!やってみたいです!」
「お、そうか!いいぞ!ギャハハハハ」
みたいな、やり取りがあったような記憶もあるが、いやまあ流石に冗談だろと、プロはそんなに甘くねーんだよと、疑うことしか知らない世代。生温かい目で見ていたのは、多くのファンも一緒だったんだろう。
開幕一軍入りをしたヤスアキは大差の付いた3月28日のジーヤンツ戦で初登板を果たすと、3月31日のカープ戦では、冗談抜きに、1点リードの9回にマウンドへ。
いや、何と言うか、ルーキーをいきなり抑えで使うとか。今でこそ珍しくもなくなった気がするが、大洋・横浜史においても見たことがない。あの佐々木ですら、クローザーとして、その地位を築いたのは3年目だったか4年目だったか。
こんなギャンブル、上手くいくはずがない。
ウチはベイだぞ、大洋だぞ。
噛ませ犬を演じさせたなら、全日本プロレスのベテラン勢か、新日なら木村健悟か。主役を光らせることにかけては超一流。ウチがあるから原さんもキヨシさんも、スーパースターになったんじゃないです…か…!?
え?
抑えた?
抑えたの!?
「小さな大魔神になります!」
涙のお立ち台。
お母様との家族愛。
ゴールデンウィーク前には終戦が訪れ、何度も100敗のラインが目前に迫った暗黒期。DeNAが親会社となり、キヨシ監督が就任して、マトモに挨拶をするところから始まったストーリー。
長い長い、大洋・横浜史において初めて抱いた、生まれついての主役にして、言うなれば…
「太陽の子」
涙のCS初進出、10.10東京ドーム決戦におけるマウンドに、球団初となる日本シリーズで、よりによって内川に喰らった忘れ物。
山あり谷あり、いろいろあって
それでも、
このチームのマウンドには
その中心にはいつもヤスアキがいた
漆黒の闇に舞い降りた
太陽の子
そのストーリーはまだまだ続くのである
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