3点を追う9回の攻撃
マウンド上には
ヤクルトの守護神マクガフ
勝てば首位ヤクルトを
射程距離に捉える5ゲーム差
負ければ再び7ゲーム差なれど
絶望的な空気が支配する
そんな状況下において
洞察力に優れた解説の達川氏が
唐突にポツリと
独特の岡山弁で呟いた
「横浜の選手達は凄い顔してますね」
そのひと言に呼応して
映し出された三塁側のベンチでは
佐野が牧が
宮崎が
なるほど、
普段は見せないような表情で
最後の攻撃を見守っていた
人間の本質
チームの本質は
上手くいってる時
勝っている時よりも
断然、上手くいかない時
負けている時に出るんだろう
2位にいるからこそ
首位の背中が近付いて来たからこそ
初めて見えて来た
そんな世界もあるんだろう
牧が生まれたのが
1998年ならば
歓喜の優勝前夜
あの1997年の大興奮を
知らないファンの方も
決して少なくないんだろう
もっと
もっと
震えていいぞ
遠慮はいらんぞ
そして末代まで
この興奮を語り継ぐのが
次代の皆さんの
使命やからね
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