ふと、思ったことがある
あれは確か
ズムスタでのカープ戦
同郷の島根の方々が
梶谷の応援に来られていたなと
ハマ⭐︎ベイの攻撃時には
ビジパフォ席で
心のこもったお手製の応援ボードなど
掲げられる姿が
中継にも映し出され
解説の達川氏あたりは
今のヒットは地元の皆さんの思いが
伝わったんだと、打たせてくれたんだと
そんな言葉もかけられていた
あの方々は…
今期、どうされるんだろうなあ
今度はジーヤンツ戦に
応援に駆けつけられるのか
あくまでもベイファンで
少し距離を置いて見守ろうというのか
その心のうちは
いかばかりか
若い頃から
親御さんのような目で
思い入れを持って応援して来た
生え抜きの選手が抜けるということは
大きな大きな
代償が付き纏うもの
ましてや移籍先が
同一リーグのライバル球団となれば
ファンの方の戸惑いは
一層大きなものに違いない
順当にいけば
宮崎だのヤスアキだの
石田だの三嶋だの
今後、続々とFA権を取得する
主力選手が増えて来る
その穴は
先を見据えた
ドラフト指名に
フロント主導の
計画的な育成システム
そういったものを
しっかりと回していくことで
埋められるようにしようという
まあきっとそういうことなんだろう
間違ってないよね
表面上は
戦力的な穴は
それで理論上、埋まるんだろう
しかしながら
ファンの心の中に
ポッカリと空いた穴は
誰がどう埋めると
考えているのだろうか
今期のベイスターズを救ったのは
間違いなく佐野である
チームの顔であり
4番でキャプテンという
代役のいる筈のない
筒香の後を
お釣りが来るレベルで
勤め上げてしまったという奇跡
戦力とか成績とか
そんな目に見えるものだけでなく
人柄とか言動とか
伝わって来ることを全てひっくるめて
ファンの心に空いた大きな穴まで
埋めきってしまったという
この、価値よ
こんな成功体験なんて
そうそうあるもんじゃない
遠藤の後に
遠藤はいなかったし
98年戦士の後は
焼け野原が広がっていた
マネーゲームはしないとか
チームを卒業だとか
それはそれで結構
それだけの準備をしているという
自信が齎した言葉なんだろう
それでも
この野球というビジネスは
球団と選手の間だけで
成り立っているものじゃない
この年まで
いろいろなものを見て
いろいろなことを体験して来たけど
人間の心の
潮が引くのって
ホント、
あっという間だからね
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