野球のない生活が始まって
どのくらい経つんだろう
春の爽やかな空気を吸い込み
蒼く澄み渡った空を見上げ
今日は今永か…
落とせないぞ…とか
アカン、
今日からハマスタ阪神戦やんけ
などと
取り留めもないことを考えつつ
津田沼駅へテクテクと歩き
身動きの取れない
満員の総武快速に揺られていた
あの日々よ何処
今日も昨日と変わらない
何の抑揚もない1日が始まるんだ
こんな生活
昨年の今頃は考えられなかったけど
逆に今では
野球がある生活というのが
どこかピンと来なくなっている
頼みのヤスアキが打たれ
悶々として迎えた朝
日曜の快勝に
ブルーな月曜とは思えない
軽やかなステップで会社へと向かった
ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ
そのどれもが
まるで遠い過去のように
朧げな記憶となりつつあるようだ
在宅勤務にも飽きた
少しだけ街のネオンが恋しい
思い返せば
上手くいかないことばっかりの
人生だったような気もするが
上手くいった時の嬉しさは
何ものにも変えられないんだと
それは愛すべき
このチームが教えてくれたこと
うむ。
今、もし
自分の生が尽きるなら
そう辞世の句を残そうではないか
おっと、
字余りどころか
句になってねーじゃんかよ
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