横浜大洋復興を誓う秘密結社へようこそ。屈折したベイスターズ愛渦巻く桃源郷へ誘いたし

湾岸クライシス

コラム ベイスターズ

越えなきゃいけない壁がある

投稿日:

 

 

 

 

 

10月8日(木) 東京ドーム
巨人 9対7 横浜

 

 

 

 

どこか懐かしい
この、見下され感

勝てる気のしない試合展開に
追い付かない程度の反撃

 

独走で首位を走るジーヤンツに
対抗しようと言うには

足りていないものが多すぎる
これが正直な感想ではあるまいか

 

 

それでも…

この高い壁に
一矢報いた男がいた

 

全ベイを感動の渦に巻き込んだ
プロ7年目31歳の初勝利

ブルペンデーから一転
5回85球を投げ切り

 

あの強力打線を僅か3安打
2失点に抑える好投を見せた

平田真吾
一世一代のピッチング

 

 

いやいや、
そんなもんじゃないんだろう

 

今年の投球を見ていると

投げた後にその反動で
身体が飛び跳ねるような躍動感

 

カットボールを磨いたのか
直球と得意のスライダーの中間のような

鋭く曲がる
高速の変化球

 

それより何より
如何にも頼りなく映し出されていた

クラスのいじめられっ子を思わせる
これまでの表情が一変し

どこか覚悟を決めたような
開き直りすら感じる逞しさよ

 

 

これはそう

山下幸輝にも感じた
あの感じ

 

走攻守に渡り特出したものを
アピールすることが出来ず

昨年は遂に
一度も一軍に呼ばれない

 

そんな状況から
一時は代打の切り札になるまで

首脳陣の信頼を勝ち得た
そこに至る背景とは

 

 

恐らくは共通した
危機感であり

不安であり
覚悟であり

 

そんなものと戦いながら
積み重ねてきた

努力の成果…

 

なんて言えるような
安っぽいものではないんだろう

 

 

あの平田の表情は
あの山下の鎧のような体型は

1日や2日で作られるような
そんなものである筈がない

 

僕らが普段、目にすることのできる
華やかな一軍の試合の影で

何かを変えなきゃいけない
変わらなきゃいけない

そんな思いを胸に
日々、戦っている選手達

 

いくら危機感を感じていようと
いくら追い込まれていようと

人間なんて
そうそう変われるものじゃない

 

それは選手達より少しだけ
長く社会人を勤められているであろう

この辺境ブログを御愛読頂いている
皆様が良くご存知のこと

 

 

 

もっともっと
大きな拍手を贈ってあげたいよね

もっともっと
大きな声援で迎えてあげてもいいよね

 

 

 

プロ野球選手とは言え

 

僕らと同じ人間なんだから

 

 

 

 

 

 

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