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主人公は眠らない

 

 

 

 

9月4日(水) 横浜スタジアム
横浜 7x対5 阪神 66勝57敗3分

 

 

 

 

普段は1点取るのにも
ヒーヒー言ってるはずの打線が繋がり

ビッグイニング
一挙に4得点だとか

 

名手・大和がここぞという場面で
エラーして追加点とか

押せ押せの無死満塁で
無得点に終わり1点届かないとか

 

まさに阪神戦
絵に描いたような阪神戦

This is the 阪神戦

 

 

それが…

あの難攻不落のP-ジョンソンから

遅まきながらチーム初得点
アーンド、来日初の被本塁打とか

 

それが、ここ一番
大事な大事なところで飛び出した

“奇跡”

 

そして4番に復帰した
筒香の一打

ラミレス監督が最後は筒香を4番で
と、決意を託したその試合

サヨナラホームランという

“神様の悪戯”

 

首位ジーヤンツとのゲーム差は2.5
この勢いを誰が止められようか

 

 

 

以前から申し上げている通り

筒香にせよ
ヤスアキにせよ

大洋-横浜という
鈍臭い、咬ませ犬体質の球団史の中で

発しているオーラは
明らかに異質

 

目がくらむほどに
眩しくも美しい

ヒーローにして主人公

 

 

 

仮面ライダーシリーズで言えば
ライダーマンとか

新日本プロレスで言えば
木戸修とか

そんな存在にシンパシーを感じてしまう

マイナー志向と言うか
判官贔屓と言うか

 

変わり者の巣窟とも言うべき
ハマ☆ベイファンの真っ只中に

降って湧いたように舞い降りた
正義の味方

 

 

挫折あり
笑いあり
涙あり

閑古鳥が鳴いていたハマスタは
徐々にお客さんで埋まり

今では、増設しても収容し切れない
沢山の夢で溢れている

 

そんなお客さんを
ハラハラドキドキさせながら

ここぞというところで飛び出す
我らがヒーローの必殺技

 

 

あまり良いことのなかった
この球団の歴史は

つまり、
僕らの苦闘の歴史

 

一生に一度や二度
こんなことがあったっていいだろう

 

 

 

長いドラマはエンディングへ

 

 

一歩、
また一歩と

足を進めている

 

 

 

 

 

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