横浜大洋復興を誓う秘密結社へようこそ。屈折したベイスターズ愛渦巻く桃源郷へ誘いたし

湾岸クライシス

コラム ベイスターズ

令和元年のベイスターズと感謝の気持ちと

投稿日:

 

 

 

早いもので

我が湾岸クライシスも
これが今年最後の更新となります

何かと忙しい年の瀬に
少し長くなるかも知れませんが

暫く、お付き合い頂けると幸いです

 

 

 

 

今年のハマ☆ベイは10連敗という悪夢を味わいながらも、最後はジーヤンツと優勝争いをするまでチームを建て直し、最終回には2位を確保。ハマスタにおけるCS開催という目標、いや悲願とも言える成果を勝ち取ることが出来ました。

CSこそ苦手のタイガースに足をすくわれ、ファイナルステージや日本シリーズに進出することは出来ませんでしたが、多くのファンの方々が満足のいくシーズンだったのではないでしょうか。

 

2位という結果を齎した最大の原動力は、何と言っても不振に苦しんだエース今永の復活ということで異論はないでしょう。昨年のオフにはオーストラリアに渡り、そこからキャンプ、公式戦と休むことなく投げ続け、ハマのエースどころか球界のエースと言ってもおかしくない抜群の成績を残してくれました。

哲学者にもなれば道化も演じる、常に客観的に自分を見つめ、周囲の空気や顔色を読みながら最適解を導き出す。様々なインタビュー記事やFOR REALの映像から伝わって来る今永の姿は人間力に富み、チームの中心選手としてエースとして文句のつけようのない選手だと感じています。

 

ルーキーの時からここまで、クローザーとしてチームを支え続けている山崎康晃にも同じことが言えるでしょう。ファンの方々への対応は最早、神を通り越して…ええと、創造神とか唯一絶対神とか(笑)…上手く言えませんが、対応されたファンの方々の誰もが笑顔になるような、まさにハマの太陽。そう、太陽神と呼ぶべきでしょうか(お、上手く言えたぞ。ん?いや、大洋神か?)。

この選手の素晴らしいところは、とにかく故障をしないことです。毎年のように一時的に調子を落として中継ぎに回るとか、そんなことはあっても故障で離脱したことは記憶にありません。これがチームにとってどれだけプラスになっていることか。

 

この今永に山崎康晃、長らくキャプテンを務めチームを牽引して来た筒香の3人は、まさに「チームの柱」であり「チームの顔」。そして今や球界における中心選手と言っても言い過ぎではないでしょう。そしてこの3人が全日本クラスの実力者であると同時に、人間として野球人として素晴らしい人格者であるということ。これはスカウトの方の眼力の素晴らしさでもあるとも言えるのではないでしょうか。勿論、中畑清前監督への感謝も忘れてはいけませんね。

この神より授かりし、若者達の大活躍で大洋・横浜史は新しい章に突入しました。以前にも書きましたが、この球団はハマスタの買収とスタンドの増設などの改修、そしてファーム施設の充実のため、200億円という投資を行いました。大金を積んで目先の補強をするのではなく、選手のため、ファンのため…そしてこのチームの未来のために巨額の費用を注ぎ込んでくれたのです。

 

このブログを開設した横浜DeNAベイスターズ元年のシーズンから、何と観客動員は倍増し、閑古鳥が鳴いていたスタンドは連日の超満員。ウィング席の立見までぎっしりと埋まったハマスタはまさに壮観です。あの当時、いったい誰がこんな数年後を予想したでしょうか。

あの暗黒時代、僕らは歯を食いしばって、日々現実と向き合っていました。このチームがいつかまた日本シリーズに出場することを、ハマスタが満員のベイスターズファンで埋まることを、そんな夢のような未来がいつか訪れることを祈って毎日を過ごして来ました。

 

その夢を
ひとつ、またひとつと

この球団は叶えてくれたのです。

 

僕らが青筋をたてて、こうするべきだこうあるべきだと、声高に叫んできたその100倍も200倍も…球団は真剣にこのチームの現在について、そして未来について考えてくれています。優秀なフロントが、首脳陣が、選手達がそれを具現化してくているのです。

僕らはただただ、湖上にボートを浮かべ心地の良い揺れと爽やかな風に身を預けて漂っていればいいのです。毎日、額に汗して働いて、休みの日には天使のような満面の微笑みでハマスタへ。一勝に笑い一敗に泣き、安い酒をかっくらって愚痴を溢し、声高に笑えることの何と幸せなことか。

 

我々は長年追い求めてきた
まさに、桃源郷に辿り着いたのです。

 

 

それでも…まるでテーマパークように進化した今のハマスタのノリに、若い方々の勢いに、付いていけないという方も少なくないかも知れません。どこか疎外感を感じてしまう、自分がいるべき場所じゃない、もう自分の応援なんか必要としていないんじゃないかと。

10年後か20年後かは分かりませんが、人が変わり時代が変われば、またいつピンチが訪れても不思議ではありません。絶頂期のプロレスも、あの98年の横浜大フィーバーも決して長くは続きませんでした。きっといつか、そんか日が間違いなくやって来るでしょう。

 

いいじゃないですか。
その時こそが我ら老害の出番です。

絶体絶命結構、大ピンチ上等。そんな時にこそ何故かワクワク、心が浮き立つのが我ら咬ませ犬の真骨頂。錆びついた槍を研ぎ、物置きに仕舞い込んだ甲冑の埃を払って、また戦場へと駆け付けようじゃないですか。大洋ユニに身を包み、バッグの底に缶酎ハイを忍ばせて先陣を切ろうじゃないですか!

一番槍は誰にも譲りませんぞ!

 

 

 

どーですか!
お客さん!

o(`ω´ )ノノ

 

 

 

 

 

令和元年12月31日

有限会社湾岸クライシス
代表取締役会長
兼主筆

ぬまつだ恒雄

 

 

 

 

 

 

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