断片的な情報からではあるが
筒香は自分の後継者として
"背番号"を神里に託し
チームをまとめる
"キャプテン"の大役を佐野に託した
そう解釈することが
自然な受け止め方なんだろう
4番としてファンからの期待
そして重圧を一身に受け
お山の大将揃いの
選手達をまとめ上げることの大変さ
嘗て、筒香自身は
FOR REALの中において
『孤独』と表現していたように思う
スポーツ新聞の片隅や
週刊ベースボールの読物程度しか
選手達の内面を知る手段のなかった
昭和のあの時代と比べると
インターネットやSNSの発達で
把握するのも困難な程に
ありとあらゆる情報が発信され
それと同時に
等身大の選手を
興味深く描き出す
優秀な書き手の方も
増えてきているように感じる
数々の情報によって
形成されるキャプテン筒香は
きっとこんな記事にあるような
イメージなんだろう
開幕前にふくらはぎを痛め、2軍調整中だったときのこと。筒香は治療やリハビリに付き添ってくれたトレーナーに感謝の気持ちを込め、復帰後に15人全員にそれぞれの名前が入ったリュックを用意した。四角(しかく)トレーナーは「古いバッグを使っている人もいたんです。そこまで見てくれる人は、そんなにいない」と驚き、喜んだ。
残暑が厳しい9月上旬、炎天下のグラウンドで早出特打に臨んでいる最中には、こっそりとスタッフにジュースを注文。たくさんの氷とともに差し入れた。汗だくで打撃投手や球拾いを務めたコーチ陣は感激し、65歳の田代チーフ打撃コーチは「懐かしいな、ファンタ!!」とうれしそうにのどを潤した。
おととしには「僕らがプレーできるのも裏方さんのおかげ」と自腹でグラブを購入し、プレゼントしたこともあった。日頃から筒香を慕う柴田は「プレーはもちろん、それ以外の部分がすごい」と話す。DeNAの若手は、その姿勢から多くのことを学んでいる。
※サンスポ記事より
メディアの発達により
現代の野球界は裏も表もない
ボーダーレスの異空間
グランドだけでなく
ベンチ裏からブルペンから
プライベートな飲み会まで
ありとあらゆることが発信される
そんな昨今の流れが作り出した
"キャプテン筒香" のハードルは
あまりにも高すぎる
それでも…
と、自分は思うのである
二日酔いで試合に出場し
ホームランをかっ飛ばすような
昭和の英雄譚は過去の話
広岡監督だの森監督だのに
管理されるまでもなく
栄養バランスや食生活に気を遣い
自費でトレーナーを雇うとか
嫌な顔ひとつせず気軽にサインに応じ
子供達にグローブをプレゼント
この意識の高さ
そして、健全なる競争
どこに問題があるというのだろう
もし、あるとすれば
それは一部のメディアが生み出す
決め付けとか
偏った視線とか…
賢明なるファンの方々であれば
分かっていることだろう
筒香の幻影と戦うのは
佐野でもなければ神里でもない
僕ら自身だということを
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