X

今この位置にいるのは井納さんのおかげだと叫んでみたい

 

 

 

今になって考えてみれば、凄まじいまでの大英断だったといえよう。

 

開幕当初、今永に濱口にウィーランドと先発陣が軒並み故障で出遅れる中、井納を中継ぎに据えたラミレス監督の決断。

そら、先発で使いたかっただろう。
反対の声もあっただろう。

 

実績のある先発が石田1人しかいない状況で、CSや日本シリーズなど、大舞台に強くイニングを稼げる井納を中継ぎに回す余裕などあるはずがない。

それでも、その決断があっあからこその貯金4。首位を走るという存外な結果を齎しているということに異論のある方はおるまい。

 

不動のセットアッパーであったはずのパットンまでが出遅れる中、球数に制限を設けているであろう京山が3連勝できたのも、井納の存在なくしては成し得なかった快挙であったと断言したい。

ラミレス監督は昨年のシーズン終盤からCSの短期決戦における戦いの中で、井納の中継ぎ起用への手応えを掴んでいたようにも思えるが、それにしても散々思い悩んだであろうことは想像に難くない。

 

 

ただまあ、井納にしてみれば

先発やりたいよな
未練はあるよな

 

今まで積み上げてきた実績もあるし、ルーキー時代から投手陣を支えてきたというプライドだってあるだろう。

 

 

しかしながら、
もう一度言わせて頂こう。

今、この位置でチームが戦えているのは間違いなく井納のおかげ。井納がいてくれたからだと。

 

それは投球内容がどうということ以上に、後ろに井納がいることによる安心感。場合によってはイニング跨ぎすらやってくれるだろうという信頼感。

ラミレス監督が早め早めの継投に踏み切れているのも、井納がいてこその戦術であるならば、そんな試合展開を眺めながら、我々ファンが安心してビールのおかわりなど頼めるのも、井納のおかげだといっても過言ではあるまい。

 

回も押し詰まってきた緊張の場面で、お気に入りの売り子さんを探す余裕が生まれたのも、井納さんのおかげなのである。

 

素晴らしいことではないか。

 

 

 

さて、ここまでは日程にも恵まれ、6連戦というのも僅かに1回だけ。ここからは日程も詰まり、暑さも日に日に増してくるだろう。

井納の力が今まで以上に必要となる、そんな時期がやって来るのである。

 

中継ぎというポジションで、どれだけの達成感を味わえるか、満足感が得られるか。

ハッキリしてるわな。

勝ち試合に投げること、勝利というバトンを繋ぎ、総立ちの拍手と声援で迎えられることこそ、彼のプライドを満たす最大のモチベーションとなるに違いない。

 

 

いや、まあ

普通の人ならそうなんだが

 

 

普通じゃないからな…

 

 

 

 

 

 

湾岸クライシス応援バナー

にほんブログ村

ぬまつだちゃん:

View Comments (4)

  • コンチワ!

    そうなんですよ!イノウなんですよ!オーノーイノーなんですよ!(意味不明)

    まさにラミレス戦法に一番うってつけの存在、それが井納ちゃん!

    大体回も押し迫って6〜7回と言うのは実は一番飲みすぎてトイレに行きたいイニング!(8.9回はゲーム終盤だから動くわけにはいかない)しかしながら今までは大抵トイレにいってる間にシレッと点を取られて…そんな展開で席を立つのもはばかれる中、井納ちゃんになら任せられる!とばかりにトイレに行けます(⌒-⌒; )

    でも個人的には井納ちゃんは好きなのでもはやトイレに行くタイミングが今期は中々ない…。
    先日もゲームセットと同時にトイレにダッシュしました(^^;

    そんな井納ちゃん、本人はまだ完全には割り切れてないでしょう。せめて我々は大声援でマウンドに迎え入れてあげたい!

    夏前にはJFKみたいな認知度が出来るといいな!
    IPYそれともSSY⁉︎
    うーん、なんかいいゴロはないものか⁉︎(^^;

    • くじらさん

      コメントありがとうございます。
      どーも!コンチワ!

      >ラミレス戦法

      昨年のCSにおける用兵は凄いものがありました。戦場でも有能な軍曹になれるんでしょうな。

      >トイレに行きたいイニング

      自分は試合前のシートノックを見るのが好きなので、だいたい試合が始まって表の攻撃が終わったあたりでトイレに行きたくなります(笑)筒香の一打席目を見逃すケースが多いんですよね…

      >ゲームセットと同時にトイレに

      試合後は1階のトイレは混んでますがB指定の上の方の階にあるトイレは穴場ですね。

  • コメント失礼します

    井納さんが締めた二試合とも現地で観ていたんですが、友人とお喋りしてる間にスルッと終わっちゃうんですよね。決して安心して見られるとかじゃ無いんですけど・・何というか・・不思議なオーラがありますよね。ライナー性の打球が倉本、ロペスのグラブに"偶然"収まったり、井納さんがマウンドに到着してから登場曲が流れたり・・・。本人は一生懸命なんでしょうけど周囲の人間(ファン、野手、球団職員まで!)には緊張感が全く伝わらない。彼が登板するとレジェンドマッチさながらのホンワカムードに溢れてしまう。本当に不思議な選手です。

    • Hamazouさん

      コメントありがとうございます。
      どーぞ!失礼しちゃってください!

      >スルッと終わっちゃう

      終盤に出て来てアウトをポンポン積み重ねてくれると観ている方は安心なんですよね。元々、テンポが良いのもコントロールも悪くないですから。

      >緊張感がまったく伝わらない

      井納の人間性でしょうかね(笑)自分は、もしヤスアキに何かあった時のクローザーはパットンでなく井納だと思っておりました。その井納を中継ぎで使えるとか…贅沢ですよね。