5月31日(金) 横浜スタジアム
横浜 3対2 ヤクルト 50試合22勝28敗
きっと12球団でも有数の
リードしにくいピッチャーなんだろう
球種は直球とツーシーム
たったふたつだけ
牽制はしない
右打者のインコースは投げない
毎年必ず1ヶ月くらい
どーしようもない不調な時期がある
そんな我らがクローザー
ヤスアキの出番がやって来るたびに
ベンチに退いていた
ヒカル殿下
ヤスアキには嶺井
ヤスアキが出てくれば嶺井
イニングの途中で交代とか
一流の捕手に対して
絶対にやっちゃいけないことまで
大観衆の前で
体験する屈辱を受けた
それでもこの日
1点差という緊迫した場面において
嶺井に交代させられることなく
ヤスアキと組む
機会が与えられた
ストレートが走っているとみたか
徹底的にストレートで押し
天敵のグッチーから
三振を奪うと
このところのヤスアキにしては
実に珍しく…
危なげなくあっさり三凡
何もなかったように試合を終えた
何かもう
この歳になってくると
誰々が打ったとか
3連勝だとか4連勝だとか
そんなことはどうでも良くなって
小さなことかも知れんけど
こうしてヒカル殿下が
ひとつの課題を乗り越えたこと
味わった屈辱を
克服したこと
涙が出るほど嬉しいんだよな
年下でプロでは後輩の
嶺井の配球を必死に勉強したり
ブルペンで出来る限り
ヤスアキのボールを受けてみたり
影で相当な努力をしてきたんだろう
一流の称号を受けたはずの
ベテラン捕手が
移籍先で受けた屈辱
立ちはだかったヤスアキの壁
そんな夜を乗り越えて
最高の笑顔をはじけさせるとか…
だめだ
もう、涙脆くて
止まらんよ
溢れる涙が止まらんよ…
次は…
ヤクさんの連敗ストップで
ホロリとすることになるんかな
いやいやいや
まだ、泣くには早いやろ
あとふたつくらい伸びたら
その後は泣いちゃうやろうな（笑）
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