本日の湾クラは
梶谷について書いてみたい
叱咤とか激励とか
そんな類の話ではないぞ
日常的に目にする選手達の記事やインタビュー、そしてFOR REALで伝わって来るチームの雰囲気は、キヨシ監督が就任した当初に比べると隔世の感がある。
「挨拶すらマトモにできなかった」という表現で語られる当時の映像。「お客さんはもっと寒いんだぜ!」という有名なキヨシ監督の激。まだまだ空席の目立つスタンドは、その後の選手達の成長とともに、多くのファンで埋め尽くされていくのである。
実に幸せな日々だった。
昔からのハマ☆ベイファンの誰もがそう思っていることだろう。
溢れんばかりのファンが集うボールパークで、思い入れたっぷりの生え抜きの若者達が躍動する。人気が出ないはずがない。惹きつけないはずがない。
そんな自慢のチーム、自慢の選手、そして自慢のファンの皆さんなのである。
そんな中で、梶谷。
なのである
高い意識のもと心身ともに成長し、間違いなく筒香の後、チームリーダーという重責を担うであろう3年目の今永。そんな出木杉くんに反比例するかのように、今のチームの成長曲線に乗ることの出来ないもどかしさ。
それは勿論、我々ファン以上に本人が感じていることだろう。
FOR REALにおいても大事なCS決戦の前の声出しの指名を受け「僕なんかでいんですか?」という、なんとも寂しい一言も発していたように記憶している。
技術的なことは分からないし、故障の状態も知る由もない。
ただ、事実として伝わって来るのは、ドラフトで神里や楠本な即戦力の外野手を獲得。ラミレス監督も、高卒2年目の細川を相手投手の左右で梶谷と併用するというような、具体的なプランまで口外。
フロントも首脳陣も、今の梶谷に不安を感じているのは事実であろう。いや、不安ではなく、それは不満であるのかも知れないのだが。
今の状況は、梶谷の奮起を促すための意図的な措置とも取れなくはない。嘗て、秋季キャンプのメンバーから外された筒香と同じような目に見える形での「喝」。
なんとなくは分かる。
それでも思うのである。自分のような津田沼でも有数の意識低い系女子からすると、寧ろ逆効果なのではないかと。ますます自分の居場所が狭まっていくという恐怖概念を、感じてしまっているのではなかろうかと。
キャプテン筒香を中心に、高い意識を持って必死に戦う選手達。その大部分は既に梶谷よりも年下になっている。
今、何を思い嘉手納で日々、汗を流しているのだろうか。
自分は梶谷が好きだし
白崎も国吉も好き
もどかしさとは人間臭さ
自分が応援せんで誰がする
自分が味方せんで誰がする
そう、
誰が何と言おうが
大洋ファンのシンパシーは日を追って
高まりつつあるのだよ